災害から子どもを守る

子どもと一緒に避難するタイミングはどう判断すればいいの?
国や市町村が発令する「避難指示」などの情報が出た場合は、自宅の被害の程度に関わらず、迅速に避難するのが鉄則です。
テレビ・ラジオの情報や、地域の防災放送を注意深くチェックして、近隣とも情報を共有しましょう。
ただし災害時には、デマや誤報も飛び交いがち。
役所などの公的な機関、テレビ・ラジオの情報など、信頼できるソースを元に行動することが大切です。
非常時に持ち出すべき“子ども用の持ち物”は?
子ども用の持ち物も準備する:子ども用の非常持ち出し袋には、子どもの年齢や特性に合わせたものを追加します。たとえば、着替え、子ども用の非常食、水筒、子どものお気に入りのおもちゃ、子どもの身元を示す名札や連絡カードなどです。
災害時、子どもがパニックになったらどう対応すればいい?
食欲不振、腹痛、頭痛などの身体的不調
・喘息やアトピーなどのアレルギー症状
・夢見が悪い。夜泣きをする
・イライラし、機嫌が悪い
・知らない場所や、一人になることを嫌がる ・突然パニックになる
子どもがストレスを抱え、前述にしているようなSOSが見られた場合は専門家に相談し、子どもにとって最善の対応をとるようにしましょう。子どもは自分で「助けて」と言えない場合も。近くにいる大人がいち早く子どもの変化に気づけるように、子どもの様子を気にかけてあげることが大切です。
普段から子どもに防災を教えるにはどうすればいい?
子ども用の非常食を試食して慣れさせておくことも備えになりますし、室内にテントを張ってその中で遊んだり、停電時を想定してランタンの明かりだけで数時間過ごしてみるといったおうちキャンプも防災教育の一環になるでしょう。実際にやってみると、具体的にどんなことに困るのか気づくので、備えに生かすことができます。
乳幼児の食事やミルクが心配…どのように備えておけば安心?
乳幼児に必要なミルクやおむつについて、最低3日間の備えをすることが勧められています。
最低限である3日間分は、自分で備えておいた方が良いでしょう。
非常食は最低3日分を用意するよう推奨されていますが、一週間程度の備えがあったほうが安心できるでしょう。
被災生活は長引く可能性があり、特に乳幼児用の食料は配給で手に入れづらいからです。
離乳食の場合も他の非常食と同様、持ち出すものと備蓄するものとを分けて準備しましょう。
災害時に持ち出す防災リュックには、軽量でコンパクトなアルミパウチのものなどを入れると持ち運びしやすいです。1~2日分程度の離乳食を用意しておきましょう。
おむつや着替えの備蓄、どれくらい必要?
★1人あたり最大で7日ぶんのおむつは、災害用として備蓄しておくことをお勧めします。 人数ぶんは、避難所の規模で選びましょう。
★災害での避難中に雨や津波で服が濡れてしまった場合、そのまま着替えずにいると特に寒い時期では低体温症になって命に関わる恐れもあります。 下着と衣類を一式持っていきましょう。 衣類はビニール袋に入れるなど、濡らさないための工夫を必ずしてください。
避難先での感染症対策、子どもにはどうすればいい?
災害時の感染対策に関して
★手指衛生の方法
★ノロウイルス予防のポイント
★寒くない換気の方法
★簡易トイレの作り方(洋式トイレ編)
★少ない水で衣類・食器を清潔に保つ
★感染者の保護対策期間
★生活スペースには土足のまま入らない
家族が離れ離れになったとき、子どもにどう行動させる?
外で遊んでいるときに災害が起こると、家族がはなればなれになってしまうことがあるんだ。そうしたときに備えて、家族で話し合って集合場所を決めておこう。学校や公園など、安全でわかりやすいところがいいよ。ただし、先生など知っている大人といっしょにいるときはその人たちの指示にしたがうようにしましょう。
子どもが災害後に不安やストレスを感じているようです。どう接すれば?
災害時の子どもの心のケア 4つのポイント
1.「安心感」を与えてください 子どもたちに寄り添ってください。
2.「日常」を取り戻すことを助けてください どんな些細なことでも、可能な限り「普段の習慣」を保つようにしましょう。
3.被災地の映像を繰り返し見せないでください 。
4.子どもは、自分で回復する力を持っています。
子どもと一緒にできる防災訓練はありますか?
避難の様子をお子さまに体験させられる行事としておすすめなのが「おうちキャンプ」です。庭やリビングにテントを張り、真っ暗な場所で懐中電灯をつけて過ごしたり、カセットコンロでご飯を作って一緒に食べるなどしたり……。地震や台風に遭って避難したときに、どのように過ごすか教えつつ過ごしてみましょう。この機会に災害用トイレを試すなどして、使い方を教えてあげるのも1つです。
また、ご家族で出向くことのできる防災体験スポットへ行ってみることも良い方法です。
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